2003/10/10/Fri. − 待望の新ドラマがスタートで涼子も好演中

ドラマ「ヤンキー母校に帰る」が放送される当日10月10日(金)の昼間に放送された番組宣伝「Booな気持ち 生放送一時間スペシャル」から涼子に関する情報をピックアップする。「誰かこのBooな気持ちの番宣を作ってくださ〜い」と絶叫するのは、この番組の司会を務めるTBS・小林麻耶アナ、言わずと知れた「恋のから騒ぎ」(日本テレビ)の8期生(2001年4月〜2002年3月)である。ドラマの番組宣伝には比較的よく生で出演する涼子は、本日のこの番組も生出演するのでは?と期待を抱かせる。しかし、本日のゲストとしてスタジオに登場したのは生徒役のSAYAKAさんと石垣佑磨さんであった。スタジオでのトークをしながら、早速10時からスタートするドラマの予告VTRが流れた。

まずは主役の竹野内豊さんが紹介され、続いて多彩な共演・生徒陣として最初に涼子が紹介される。そして、相葉雅紀さん、SAYAKAさん、永井大さん、市原隼人さん、市川由衣さん、忍成修吾さん、大塚ちひろさん、ガッツ石松さん、市毛良枝さん、余貴美子さん、原田芳雄さん、の順に紹介されるのであるが、涼子が竹野内さんのあとに紹介されたのは意外であった。北海道の北星学園余市高校をドラマの舞台として、元ヤンキーで母校に教師として帰ってきた義家弘介さんの教師としての苦悩のドキュメントを綴ったのが今回ドラマ化され、その義家先生を演じるのが竹野内豊さん(今回役名は吉森真也とのこと)である。ちなみに高校時代、札幌に住んでいた私であるが、北星学園余市高校は社会復帰を目指す生徒を全国から集めた高校として結構有名であった。

そして北海道でクランクインしたこのドラマの収録模様が放送される。この日は篠原涼子さんと永井大さんの北海道入りということで、「篠原涼子さんの登場です!」とロケバスから降りて拍手でスタッフに迎え入れられる涼子の姿があった。涼子の役名は金井志穂で、北星余市の生徒が下宿する金井下宿の寮長の一人娘、バツ1の子持ちであるが生徒たちからはお姉さん役の設定である。「今回の役柄がヤンキーの人たちをまとめるということですけど…」と小林アナからのインタビューに、「可愛いと思いますよ。何か親みたいな感覚で一緒に頑張ろうねみたいな…。お姉さんみたいな感覚になれると思うし。」と答える涼子であった。そして、志穂の一人娘として金井双葉役を演じる松尾瑠璃ちゃんが、撮影の合間に涼子や永井大さんとじゃれあうシーンも放送される。「明日もよろしくお願いします!って言って…」「私はいつもこんな風に振り回されています…。」とじゃれあいながら瑠璃ちゃんをなだめる涼子であった。

東京の緑山スタジオでは、金井下宿の模様が収録され、涼子が「こんな高校があったらいいなと思いますね。何かきりりとしていていいですね。」と自分の高校時代と照らし合わせたのであろうか、しみじみと語っていたのが印象的である。

そして22時からは涼子出演の新ドラマ「ヤンキー母校に帰る」が放送される。本日は第1話「編入式」ということで70分の拡大版である。涼子最初の登場シーンは、編入生の菅野徹や奥村和人が北海道にくるということで、新千歳空港で出迎えるところからである。「誰かと一緒かな?」といわれ、金井下宿の看板を一人で持っていた金井双葉(松尾瑠璃ちゃん)が指さしたその先に涼子扮する金井志穂がいる。たばこを吸って時間をつぶしていたようである。「徹!」と息子の行方を探している母親であるが、志穂が「あそこ(で寝ている)ではないですかね!」と元気に差し伸べる。「こんなんでクソ寒いなんていってたら冬越せないよ!」と志穂が運転する寮のマイクロバスで一路、余市へ向かう寮生。そして編入学する徹や和人が見た学校の光景、そこでは横転した車や荒れ果てていた。「あのぅ、あいさつしないんでしたら、このまま下宿の方へ行きますけど!」といって生徒を再び車に乗せる。「もしもしー、志穂だけど!これ以上待ってられないので生徒を連れて先に余市に帰ってます〜。」と千歳空港にいる竹野内豊さん扮する吉森真也に連絡する志穂。そして「ただいま!」と金井下宿につく志穂と生徒たち、寮のなかではトタバタと暴れまわっている生徒の姿がある。ドラマでは髪の毛を結わいて、ジージャン姿やTシャツの涼子が、妙に寮のお姉さんの雰囲気を出していてGOODである。そして編入してきた生徒を連れて、寮生を案内する志穂であった。

やがて吉森が寮にやってくる。「おぅ、志穂!明日の弁当を頼もうと思ってね…」という吉森に対して、「キャー」とうれしそうに玄関を開けて吉森を迎え入れる志穂。「〜送ってった!」という語尾がいかにも涼子っぽいしゃべりであるが元気があっていい感じ。そして編入生の徹と義家がお風呂場でドタバタ劇を繰り返す。CM明け後はいよいよ北星学園余市高校の入学式&編入式ということで、下宿寮の忙しい朝の模様が映される。「ほらー、これもってけ!」と涼子も納豆ご飯を食べながら、下宿生の身支度を手伝う。髪の毛を束ねて、エプロン姿で台所を振舞う姿は、寮の娘らしくいかにも涼子らしい感じがしてならない。そしてなかなかみんなに打ち解けることができない菅野がこの朝食の席でとうとう事件を起こしてしまう。

寮生がみんな学校へ行ってしまい、寮長である金井小夜子と双葉の3人になった寮の食卓では、「ねぇ、このキャスター、徹のところのお父さんなんだって?」と気丈に振舞う志穂の姿があった。そして入学式&編入式は、その編入生の菅野徹と、3年C組の副担任である吉森の2人が不在のまま執り行われた。やがて舞台は学校が中心となりしばらく涼子の出番はない、ちょっとあきらめていた頃、学校の昼休みで売店のバイトをしている志穂を発見。涼子登場シーンは生徒が帰宅した下宿寮が中心であるが、学校では売店に立ち寄れば登場することが分かった。そして昼間の編入式に欠席した2人のために夜に特別の編入式を行って本日は終了したのであった。エンディングでは、涼子は後ろから3番目に名前が登場していた。下宿寮の娘としてバツ一子持ちとして、今後どのように生徒と接していくのか、ある意味キーパーソンとなれるのか含みを持たせた形で本日は終わった感じがする。