2003/5/31/Sat. − るみたんと田町がアベコベになって話が複雑になってきた!

「ぼくまほ」がナイター中継延長で全然始まらない。いま21時40分になったが、ナイター中継内で3回目の「ぼくの魔法使いはナイター中継終了後にお送りします。」のテロップが流れる。すべては順調に回が進み、8回裏巨人の攻撃が終わったときは8時50分であった。8回裏を終わった段階でスコアーは4対2。9回表に阪神の攻撃をスパっと3人で終わらせれば21時10分にはドラマがスタートしているペースだったのに…。A級戦犯は巨人の河原である。「何が押さえのエースだ!」、もう何度同点にして巨人の勝ちをつぶしているのだ!最後はもう阪神打線がとまらず結局9回表に11点も取って快勝した。阪神の9回表の攻撃が終わったのが21時40分。何故か野球の解説をしてしまった…。ナイター最長延長の1時間を丸々使いきって、結局ドラマ「ぼくまほ」がスタートしたのは22時になってしまったのであった。ナイターの季節はままこんなことがある。今日はどこにも出かけなかったので、今かとずっとテレビの前でナイター中継終了を待つことができた。しかし、出かけていた場合はビデオ録画タイマーをしないといけず、ナイター延長のためにドラマが収録できないという自体にもなりかねない。

5月31日放送の「ぼくの魔法使い(第7話 禁断の変身キス!)」より。寝起きざまに今までの変身ストーリを思い出しながら現実逃避しようとするみったん(伊藤英明さん)。先週のラストにるみたんが田町に変身して全然戻らなくなって4日目が経過するという。とりあえず会社を休んで、田町もるみたんに変身して元に戻らないので、るみたんの姿のままの田町と3人で暮らすことになった。「やっぱりるみたんより田町さん(変身したるみたん)のことをいっぱい見ている!私だけをみて!みったん。」と食卓を囲んで朝食を食べているときの田町に変身したるみたん(涼子)の心の叫びが可愛くて面白い。頭では分かっているものの2人が変身して逆さになっているので頭がこんがらがっているみったん。「かわいいな〜、るみたん!」と食卓を囲みながら、るみたんを見つめるが実は田町である。「塾長の私が自宅にいるとつぶれちゃうよー。」「オレもいくよ!」と、男っぽい仕草やしゃべり方でドラマを奮闘する涼子が面白い。

そして広告代理店事務所では新しい仕事が舞い込んでくる。女子高校・聖すみれ女学園へとおしゃぶりパブ・聖すみれ女学園と2つの女学園がわずか400メートルしか離れていないところに居座っている。特に目と鼻の先に同じ名前のおしゃぶりパブがあることが、女子高の校長・橋本すみれ(銀粉蝶さん)は気に入らないらしい。橋本すみれは、店のホステスの制服が自分の高校の制服とまったく同じということで、パブの名称変更と制服の変更を求める交渉をして欲しい、と今回依頼してきたのだった。一方で変身したままの2人は、田町が変身したるみたんがパソコンと携帯電話で仕事をしている一方、るみたんが変身した田町がエプロンをして掃除機を掛けているという妙な組み合わせ。田辺(阿部サダヲさん)とみったんがパブへ視察しにいくものの、そのパブのサービスである非難訓練にすっかり動揺してしまうみったんと、抱きついて楽しんでしまう田辺であった。

CM明けはブラジャーをつけようとする田町を見て動揺する西恵(小田茜さん)を冷静にしようと奮闘するみったん。顔をひっぱたいて西を冷静にさせるみったん。勿論、この田町はるみたん本人なので、正常な仕草である。「カラダ、いまの体が大切なの…」「確信はなかったけど、あなたの気持ちが変わると思って…」と妊娠していると嘘をついたという西。一方で本日のお仕事は、パブのほうが先に「聖すみれ女学園」という名前を使っており法的には、女子高校の方の名前を変更しなければいけない。それでも諦められない女子高の校長は、未成年者を雇っているなど弱みを握るよう視察にいくよう命ずる。しかし、視察に入ると大半は問題なかったものの、校長のいうとおり現役の女子高生を働かせているという事実を発見。しかも、聖すみれ女学園の現役の高校で、小松正臣(大倉孝二さん)と付き合っている白鳥明日美(前田愛さん)がバイトしていることが発覚。未成年を雇っていたことが分かればれば、パブは校長の橋本の思惑通り営業停止になるのだが、白鳥明日美の退学も決定的である。みったんは再びパブのほうに名称変更を頼み込むことにした。ところどころで小松と白鳥明日美が出会うシーンでは、10年前のドラマ「高校教師」風のシチュエーションとなるところも面白い。

自宅ではいまだ変身して戻らない田町とるみたん。特に田町に変身してしまったるみたんの嫉妬ぶりは激しく、「おなかぺこりんたんだよー」とみったんが寄りすがるのもるみたんに変身してしまったるみたんの方だし、「どうしても可愛いほうを見てしまうじゃん!」と言われ、パンを投げつけたり涙を流す田町に変身してしまったるみたんであった。「じゃ、何で優しくしてくれないの?」というるみたん(田町)に対し、「ごめーん!優しくするよ!」と抱きしめようとするみったん。「じゃ、キスして?」と待ち構えるるみたん(田町)に対し、「ためされている!ここで逃げたら男じゃないぞ!中身はるみたんなんだ〜。」と自分に言い聞かせるみったんであるが、どうしてもソファーに座っている田町(るみたん)に気兼ねしてキスできない。

構内放送で白鳥明日美が呼ばれ、校長室で事情聴取される。しかも、パブでは人気ナンバー1と聞き、いても立ってもいられない校長の橋本は自主退学の道を勧める。しばらく、涼子扮するるみたんが出てこないがドラマストーリーが進む。校長と教頭が白鳥の自宅に電話している間に、田町に変身したるみたんが久しぶりに登場。校長室前にいるるみたんは、シティーホテルのフロントでの校長と教頭の熱々ぶりを思い出し、「やったー思い出した!」と白鳥の両親に電話しようとしている校長と教頭の前に登場し、「この2人付き合ってる!」「このあいだ手をつないでホテルに入っていくのみた!」と訴える。その瞬間、田町にずっと変身していたままのるみたんが元に戻り、と喜びを隠せないみったんとるみたん。場が悪くなった校長も白鳥明日美に対して「今回だけは特別に許します!」といって自主退学も間逃れて一見落着したのであった。そしてあのパブも「Saint Violet High School」と名称変更し、店内もアメフト基調の制服に変更して、結果的にすべて解決した。

久しぶりに家庭には、変身していないるみたんが戻ってきた。「はい!カレーライス」とピンク基調の服とエプロン姿を身にまとって夕食を差し出するみたんであった。「るみたんが戻ってきた!」と大喜びするみったんであるが、「女の勘だよ!」と振り返りざままたすぐに田町に戻ってしまう。ホテルのフロントにいた田町はるみたんに変身してしまい、もう慣れたのか冷静に「またこれかよ〜」と胸を擦るところも面白い。「もう戻らなくてもいいよ」「またいつ変わっちゃうか分からないし、そのときにいつも驚いていてはね。」「好きになるよ!その顔。中身はるみたんのままだものね。」とあきらめモードのみったん。あきらめモードのまま唇を重ねる二人。そのとき変身が解けて、またるみたんに戻ることを発見。「キスすると戻るんだね!」と大発見の2人のシーンであった。今日はエプロン姿、「カレーライスできたよ!」とみったんに差し出すところは、何年後かのお嫁さんになった涼子本人の仕草を見ているようでステキだった。あと4話くらいだろうか!ドラマもいよいよクライマックスとなってきたが、みなさん一緒に涼子を応援しましょうね。そういえばドラマのところどころに出てくる「おなかペコりんたんだよー」というみったんの発言、最近私のなかでもマイブームで結構使ってみたりするのであった。