2003/4/11/Fri. − 涼子の話の長さにいつもしびれを切らす中居さんの特別措置

4月11日放送の「中居正広の金曜日のスマたちへ」より。金スマの放送は、番組改変期の関係で3月14日(金)放送以来約1ヶ月ぶりとなる。最初のコーナーは第4弾となる「女の敵」。最初にスタジオに登場した女性は、名古屋の大金持ちの家に嫁いだ悲劇を紹介する。VTR終了後は「その女性と子供たちにとって、旦那に対する重要な秘密は何か?」というクイズが出題される。結局ここはデビ夫人がその女性の姑と同じような発言をしたため一人で目立ってしまい他の出演者の出番はなかった。

続いては、度重なる不幸にキレた女性の秘密、としてモザイクなしで登場した女性に関するクイズが出題される。「あぁっ!分かった!」と大絶叫の涼子。「カメラさん、いまの”篠原”で落ちたかと思った。」と中居さんが解説するほどの大絶叫。「トイレで…」と涼子が発した瞬間、中居さんが「はい!違う」と涼子の話を打ち切ってしまった。「篠原の場合は、一言目で違うかどうか判断しますからね!」と涼子の話の長さにいつもしびれを切らす中居さんの特別措置のようだ。涼子に対しての特別な扱いは嬉しいが、話くらい聞いてあげてもいいのに〜、と誰もが思った瞬間である。さらに、「変装…」と涼子が言った瞬間、「おっ、来た!篠原…」と中居さんが誘導した瞬間、「あっ、間違えた。」と今度は逆に涼子のほうから話をひっこめてしまう。「間違えたね。OK」「なるべく尺(時間)を取りたくないから」という中居さん、こんなオチャメな仕草を見せる涼子、この2人のやりとりをみて、周りからも笑みがこぼれる。ちなみにクイズの正解は、スキンヘッドにして快感を味わう、というもの。スタジオで実際にかつらを脱いでスキンヘッドを見せられ、中居さんもレギュラー陣もみんな驚きの表情を隠せなかったのはいうまでもない。

後半のコーナーは「金スマJUDGE 芸能界特別編」、恋愛ドラマにおけるキスシーンで起こったトラブルに対する裁判である。「恋はビタミン」というドラマで、坂本かおる役の白木真希と太田直樹役の金子浩二の2人が今回の登場人物。ドラマの撮影中に実際に起きた事件を再現したVTRでは、過度のキスをする金子浩二に対して、スタジオを出て行ってしまった白木真希、このまま撮影は中止となってしまう。果たして白木真希の訴えはセクハラと認められるのかどうかというのが本日の裁判となる。

スタジオではゲストの加賀まりこさんが、「私が中居くんとキスシーンしたら…」と、涼子もハラハラするようなたとえ話をする。涼子もドキドキで話に割って入り、「時間とかどうなるんですか?」と加賀さんに吸い込まれそうになる中居さんを引き止める。(と、ちょっと推測してみました!)そして、VTRをみた段階でのレギュラー陣の反応をうかがう中居さん。「いまの段階では取れない」と主張する涼子で、結局役者のコピーがスタジオに登場して証言した結果、最終判定でも「セクハラは成立しない」という涼子である。さすがは女優・篠原涼子なだけあって、ドラマ(仕事)とプライベートをきっぱり切り分ける姿が印象的であった。弁護士の見解もセクハラは成立しないときっぱり。「女優はキスシーンがあることを了承して、出演契約をしているので包括的な同意がある。俳優のキスは演技の範囲内で表現の自由を逸脱していない。」というのが判断基準。これからもたくさんのドラマに出演したりキスシーンに遭遇する涼子ちゃんであるが、今日の主張にもあったとおり、ドラマと割り切って自由な演技力をみせて欲しいなと思った。