2002/11/13/Wed. − ニコニコの涼子、本日もいろいろな人と絡んだ役柄だったと思う

11月13日(水)放送のドラマ「HR」より。オープニングは職員室での轟(香取慎吾さん)と淡島(涼子)のやりとりからスタートした。「轟先生!このあと用事あるの?」と轟先生の肩に手を回して都合を聞く涼子。どうやら轟先生に悩みを聞いて欲しかったらしく近づくのであったが、神野(酒井美紀さん)があいだに割り込んでくる。最初は突っぱねられた涼子であったが、「先生に悩み聞いて欲しかったんだけどな…」「もうダメかもしれない…」とちょっとしょんぼりした涼子の表情にただならぬ雰囲気が漂い始める。付き合っていた彼氏と上手くいっていないらしく、そのグチを轟先生に聞いてもらいたかったとのこと。結局喜んで悩み相談を引き受けることになった轟の表情をみて、嫉妬の念にかられる神野であったが、そんな神野さんをみて涼子は笑顔で、「いいこと教えてあげる!私轟先生みたいなタイプ、全然興味ないから大丈夫よ!」と神野さんを安心させて教室を立ち去っていく。今日も、ジーパン姿の涼子。どうやらジーパンなどのラフな格好と、スーツなどのフォーマルな格好の2種類、毎回の話のストーリーにあわせて着こなしているようだ。そして職員室には、本日の級長選挙の主役となる須磨さん(小野武彦さん)が横で本を読んでいるのであった。

教室の片隅、涼子所定の席となる教室左前に、涼子と神野が座って雑談している。そんな教室に、担任の轟先生が現れる。轟先生としては、ホームルームを早く切り上げ、涼子との悩み相談のために一緒に帰りたいところである。しかし、すんなりと決まるはずだった級長に、早く自宅に帰りたくない八木田さん(國村隼さん)も名乗りを挙げ、とうとう級長を決めるべく選挙になっていくのであった。「他に級長をやりたい人がいたら名乗り出てください。」という須磨さんの提言に、すかさず「いまでも須磨さんやってるじゃない!」とナイスな突っ込みを入れる涼子。とても教室に溶け込んでいる涼子、定時制高校ならぬ講習会などで涼子ちゃんみたいな人がいると、あの仕草や格好、表情をみていて絶対トキメクだろうな!と思う私である。帰る準備をして立ち上がりバッグを肩にかけるところで、級長選挙をすることになり、再び自分の席に着席する。そして轟が歩み寄ってくるもの、「私は全然平気よ!」「私は今日じゃなくてもいいのよ!」と本日はニコニコ。過去はストーリー的にぶち切れたり、ビシッと仕切ったり、とどちらかというと笑顔が少なかった涼子であるが、今日は緊張感が溶けたようにニコニコ表情であった。

選挙をするもののなかなか決まらずしびれを切らす轟であったが、轟が涼子に対して腰を回して「淡島さん、ダンスなんかどうですか?悩み相談しながら…」という仕草には、ちょっと引いてしまう涼子ちゃんの表情。そして投票をやるたびにどんどん須磨さんの票が減っていく。そんな連帯のないクラスメイトを見かねて、やっぱり登場した涼子、そして「結局須磨さんに入れたのは本人だけ!」「えぇ、まだやるの!」と最後はあきらめモード。そんな雰囲気を涼子自身の場に居る存在感だけで示せる涼子の演技力は見事だ。本日はいろいろな人と絡みのあった涼子の役柄が印象的であった。そんな本日第6話は「級長選挙」、そして次回第7話は「ホイさんが帰ってきた」となるようだ。