2002/09/11/Wed. − 4年ぶりに生で見るちょっと大人になった涼子

本日9月11日(水)は、文化放送開局50周年イベント「Voice of Peace 2002」が開催される日である。待ちに待った約4年ぶりに生の涼子に逢うことができる機会。当然心をときめかせながら、イベントに参加した。今回涼子は主役でなくゲストという形で登場したものの、涼子の登場シーンは3回あった。

まずはオープニング、18時40分に同じ文化放送「ミュージックバトル・決戦は日曜日」でDJを務める泉谷しげるさんと涼子がいきなり登場した。オープニングはオールスターキャストで各番組の告知でもやるなかで自己紹介をするのかと予想をしていたのだが、このイベントは泉谷さんが主役、そしてそのお相手を務める本日のゲスト・篠原涼子、って感じで登場したのには驚いた。挨拶もそこそこに番組内での公約であった(?)涼子の「恋しさと せつなさと 心強さと」を泉谷さんのギター演奏に合わせて歌うこととなった。久々に聞く涼子の生の歌声、熱くあつく私の心を揺さぶったとともに、渋谷公会堂の場内に美しい歌声が響き渡った気がする。

2回目の登場は19時45分、甲斐よしひろさんの3曲目に「ラブレター」という曲を歌うときに飛び入りゲストとして泉谷さんと一緒に登場したシーンであった。スローバラードの曲ということで、サビの部分ではスタンドマイクに両手を沿えて目をつぶって歌う、いわば「もっと もっと…」を歌うような涼子の表情が印象的であった。退場したあとに、甲斐さんから「篠原さんハモってましたからね〜」と言わた。

そして最後の登場はトリをかざる泉谷さんのワンマンライブが20時40分からずっと続いて、最後の曲にオールスターキャストで本日の出演メンバー全員が登場した21時35分。全員で泉谷さんの「春夏秋冬」を歌った。1回目と2回目のときはストレートだった涼子の髪型が、3回目ラストに登場したときには束ねていたのが印象的で、孤一点女性の出演者だった涼子が光り輝いてみえた。観客に向かって「ありがとうございました〜」としきりに手を振る涼子は、中央の泉谷さんに対して、ステージ向かって左側のポジションをキープ。汗びっしょりの泉谷さんが最後はヤケになって(これも演出の一つだと思うが…)観衆に向かって水を拭いたりしていたが、その汗や水を(泉谷さんが首に掛けていた)タオルで拭って上げていた。

涼子はソロでは出ないなとは思っていたが、本当にソロシーンがなかったのが残念だ。公演は18時35分〜21時40分までの約3時間であったが、涼子が登場したのは上述の通り3回、正味20分程度であった。文化放送の番組出演者なので当然のことながら他の出演者たちは自分の番組をちゃっかり宣伝したりしていたが、泉谷さん&涼子はオープニングでチラっといっただけであった。「おめーら普段オレたちの番組なんか聞かねーだろう。」と言っただけなので、涼子&泉谷さんでラジオ番組をやっている、というのが観衆に伝わらなかったのでは?と私は思った。5300円のチケット代は高い。しかも涼子が出たのは正味20分ということを考えれば、涼子一筋の私や涼子目当ての方にとっては損した気分。しかし、それなりにライブは楽しめたし、まぁ4年ぶりに涼子に逢うことができた、という意味では、都合により行けなかった人たちからみれば有意義だったのかもしれない。