1997/11/07/Fri. − 防衛大学学園祭ライブ

【11/1】11月7日に行われる防衛大学の学園祭ライブのチケットが届いたので、郵便局に簡易書留を取りに行った。今回の涼子学園祭ライブは、防衛大学の第45回開校記念祭の前夜祭として行われるらしい。そして案内にも書かれていたが、我々ファンクラブ席は二階席みたいである。しかも自由席、せめて指定席にして欲しかった。やっぱり早く並んで、二階席の前列にポジションを構えたい。ちなみに今回は、チケット一枚で二人入れる仕組みとなっている。それを知らず、私はチケットを2枚注文したので、自分も含めて4人入れる。普段からライブ関係は、誰か1人だけを連れて行き2人で行くというのが私の通例であった。いずれにせよ、チケット代は無料なので、損した気分にはならなかったが…。

【11/7】97年学園祭ライブ第2弾となる防衛大学。横須賀の南に防衛大学はあるのだが、駅を降りてから見える山の山頂にある。今回は自由席だから早めに行かねばならないかと思ったが、結果的に開場時刻の17時ちょっと前に行ってよかった。会場となる防衛大学・第一体育館に私が着いたのは開場時刻の10分前であったが、ほとんど人がいなかった。しかも開場が17時ちょうどであるはずなのに、15分も遅れて会場入りとなったのである。11月といえど夕刻の山頂は本当に寒い。完全に出端をくじかれた感があった。さて、ライブの内容の方に目を向けると、10月26日の白鴎大学ライブの際の曲目・曲順を全くコピーするのかと予想した。しかし、マンネリー化を避けるために大きくチェンジしてきた。曲目も一曲プラスされて13曲構成、衣装もチェンジしてきて、全く別物のライブという感じがした。そして何より我々ファンを驚かせたのが、防衛大学生の熱狂的な盛り上がり。アリーナ席を陣取った防衛大学生は、涼子が登場するやいなや、ステージ前前列に殺到。アリーナ席に関しては座席(会議用の椅子)は関係がないという感じであった。MCで涼子が何かしゃべるたびに、歓声を挙げて涼子を(いい意味で)困らせる。その歓声が涼子を奮いあがらせたのか、久々に涼子らしいおしゃべりが聞かれた。しかも涼子一人でしゃべるのではなくて、客と対話している感じでおしゃべりを進めていた。

この学園祭ライブ、見方を変えれば、防衛大学生のストレス発散の場と化していた感じがする。防衛大学生のものすごい盛り上がりを見て、思わず「こんなに盛り上がったライブは初めてだよ!」と感激してしまう涼子。学生の盛り上がりとはうらはらに、二階スタンド席に追いやられた我々一般客はただその現実を呆然と見守るだけ。客全体が一体化しておらず、特に一般客には後味が悪い印象を与えたが、涼子本人はこの盛り上がりにとても満足したであろう。いろいろと波紋を呼びかけたが、去年の千葉経済大、そして今回の防衛大学、と男子校っぽい学校が主催する学園祭ライブは大変盛り上がるという伝説を作り上げた印象がある。