1997/11/05/Wed. − CDの売り上げが気になりCDショップをまわる私

【10/15】行き付けのCDショップの新譜欄に11月1日発売の涼子のニューアルバム「Sweets〜Best of Ryoko Shinohara〜」(そのCDショップにおけるタイトル表記)の告知が張ってあった。その告知によると、今回のCDには初回特典として、フォトブックレット(一種の写真集)が付くらしい。涼子ファンならずとも、みんなが手にとって買いたくなるようなCDに仕上がるっているといいなと願うばかりである。涼子にとっては歌手として、一生一大のCD発売だと思う。もし売り上げが芳しくないと、今後の歌手活動も考え直さねばなならないかもしれない。

【11/2】涼子のニューアルバムが発売されて2日経った今日、アルバムセールスがとても気になるので、新宿にあるCDショップをまわってみた。今日は風邪を引いていて体がとても重いが、それでも涼子のため、または自分のため(?)に居ても立ってもいられず行動を起こすことにした。まわったCDショップは、「HMV新宿SOUTH店」「HMV新宿EAST店」「TOWER RECORD新宿東口店」「TOWER RECORD新宿南口店」「TSUTAYA」「LAOX笹塚店」「新星堂新宿店」「紀伊国屋2F」「ヨドバシカメラ」の8店舗である。そのうち、入り口から一番目立つところにCDを置いてくれていたのは、「TSUTAYA」であった。注目のCDということで、10枚ほどのCDをタイル上に並べて目立たせていた。涼子関係のパンフレットがあったのは、CD発売記念イベントを行う「HMV」と「新星堂」の2点のみであった。「HMV」の方は、10月30日にCDを買ったときもらってきた「イベント決定」のパンフレットであったが、「新星堂」の方は、「PAUSE」という冊子の中で2ページに渡って涼子を特集している。

「PAUSE」における特集記事は、とにかく極め細かいところまでインタビューが行き届いている。昔の涼子すし屋バイトの話から、小室さんとの出会いから、ベストアルバムを出すに当たっての率直な感想まで、2ページにぎっしりと詰っている。インタビューのときの涼子の表情を撮った写真も5点載せられており貴重なものになりそうだ。私が今回おじゃました8店舗とも、大体涼子のCDは10枚は入荷されていた。1、2枚は売れた形跡があるので、出足としてはまずまずではなかろうか? もっと宣伝活動をすれば、CD自体の出来は素晴らしいのでみんな手にとって買ってくれると思うのだが…。しかし私はいつから涼子の親衛隊になってしまったのであろう〜。売り上げが気になってCDショップに足を運んでしまうのであるから。

【11/5】涼子のニューアルバム「Sweet -Best of Ryoko Shinohara-」が発売されて5日が経った。通勤電車の中でのウォークマンは、この涼子の「ベストアルバムの内容+アルファーセレクト」された90分テープが定番となってきた。涼子の歌声を聞くと、朝の憂鬱な気分が晴れるし、帰宅の疲れを癒してくれる。私の一番のお気に入りの曲が「Sleepless Girl」、今回のニューアルバムのために涼子が自分で作詞をして擦り下ろした曲だ。この「Sleepless Girl」は今の涼子のイメージにピッタリだし、何よりも想いを込めて歌った涼子の歌声が私の心をトキめかせる。シングルカットしても認知されればそこそこ売れそうな曲調でもある。朝から「Sleepless Girl」が聞けると、とても元気が出てくる。次のお気に入りの曲は「恋しさと せつなさと 心強さと」、今回のアルバムのために再録音された曲である。前アルバムのときは、リミックスした形で「恋せつ」を収録していたが、リミックスされた曲調は正直言って好きではなかった。今回はリミックスさせるのではなく、オリジナルより重低音をはっきりさせているだけである。発売から2年も経って「恋せつ」を歌う涼子の歌い方もかなり洗礼されてきたのだろう、とても音楽とボーカルのハーモニーが絶妙になった感じがする。涼子ファンだけでなく、世間のみなさんにもこのアルバムを洗脳させたい。少なくとも今ヒットチャートを賑わせている「GLAY」や「ドリカム」のベストアルバムよりは、完成度という点では高いと思うのだが…。