1997/01/08/Mon. − 何か珍しい涼子のCDを持っています。

1997年1月7日(日)に札幌の某中古CD屋で涼子ちゃんの古いアルバムを買いました。タイトルは「Ryoko from Tokyo Performance Doll」、そう涼子初のソロアルバムです。ところでこのCD、中古CD屋で買う時、大変迷いました。なぜなら、店頭の一番目に付くところに何と二枚並べて置いてありました。その2枚ですが、同じCDアルバムにもかかわらず何故か値段が違います。向かって左側にあったCDが1,900円、そして右側にあった方のCDは1,200円でした。見た目にはケースなども傷がついてなく綺麗だし、特に「シール(よく中古CD屋のCDはレンタル流れが多いので、その時の変な剥がれないシールが張ってあることが多い!)も張っていない!」なのに何故値段が違うのだろうと、今思えば恥ずかしながら、5分くらい店頭で目を皿にして品定めをしてしまいました。それでも謎が解けないので、おそらくCD本体の傷の度合いで値段に差をつけているのだと思い、店員にその二つのCDを出してもらい検盤することにしました。でも二枚のCDとも特に傷がついておらず、もう殆ど新品同等でした。店員にも聞きましたが、結局何故、二枚のCDに値段で差をつけたかが分からないということでした。いつかそのCDを買うと思っていたのでイイ機会ということもあり、1,200円の安い方の「Ryoko from Tokyo Performance Doll」を買うことに決めました。

さて、家に帰ってきてからさっそくCDを聞きました。別に音質にも問題がなく、一見落着(いっけんらくちゃく)と相なりました。やがて、TPDの大ファンである弟が帰宅して来て、涼子のCDを買ったことを言いました。ところが、そのCDを見た時、弟がずっとCDケースのジャケット写真等を見て、黙り込んだまま何か珍しいものを見るような目で考え込みました。2分くらいしてから「ポツッ」と次のように言いました。「裏を見ると00>発売年月日が入っていない!しかも商品のバーコードまで入っていない!」 私は何をいっているのかさっぱり分からず、でもCDを見ると確かにバーコード等が入っていません。そして弟は、過去に自分がそのCDをレンタルしてきた時、コピーしておいた歌詞カードと照らし合わせました。弟の歌詞カードのコピーには、確かに発売年月日、バーコード等が入っています。一瞬、私の脳裏には「不良品を買ったか!」といったことが横切りました。彼が「このCDどこで買ってきた?」と聞くので、「例の○○で買ってきた!」と言いました。

彼は更にCD本体のタイトル等が描かれていない面の中央部に書かれている記号を見てこう言いました。「このCD、記号が”NG273A”としか書かれていない! 普通のCDだとここに何かいろいろな記号が書かれており、更にバーコードまで入っているのに〜〜」「これは”NG〜”と書かれているから、発売前にデモテープ見たいに使われたCDじゃない?」「ひょっとしたらこのCD、貴重価値がとても高いかもしれない。」 私はこの1,200円のCDを買ってきて良かったという結論に達しました。この「Ryoko from Tokyo Performance Doll」を持っている方、改めて自分のCDを見てみて下さい。そして、今このページに書いたことは、私と弟の憶測に過ぎないので、真相の分かる方は教えて下さい。