1996/05/10 − 篠原涼子的作詞の考え方(AXEL)

「なんでこんなに篠涼は輝いちゃっているのか!」という歌い文句で始まった「平凡なハッピーじゃ物足りない」リリース告知も兼ねたオープニング。そんな音楽トーク番組「AXEL」(テレビ朝日系列)でトークに臨んだ涼子の一部始終をお送りしたいと思う。白一色のセットのなかにあってこの日の涼子の衣装、黒いワンピースはとても目立つ。逆に淡い色だと、バックに被ってしまうので、よい選択だったかもしれない。ベンチみたいなところに座って終始トークする涼子であるが、容赦なくローアングルのカメラが涼子のスカートを狙う(?)。それをブロックするように涼子は足元を気遣うが、番組内で危ない場面も…。

さて、司会を務めるのは高橋幸宏さん。関係は分からないが、約半年〜一年ぶりくらいに再会したということで、懐かしむ場面から番組はスタート。「仕事で!(会った)なんですねどね。」と意味深な発言で、高橋さんを挑発する涼子。さらに、「なんか二日酔いじゃないと私としゃべれないみたいで!」と付け足す。この頃の涼子の癖といえば、髪をかきあげたり、振り乱したりすること。セミロングヘアーの涼子は、この番組でも例外ではなく、随所で髪をかきあげて照れ隠ししていた。

「私、詞を書くと必ず恋愛の話になっちゃうんですよー。そして悲しいラブストーリーになってしまうの。」と、今回発売の「平凡な〜/黄色いシグナル」では作詞が実現しなかったが、過去に発売したアルバム「Lady Generation〜淑女の世代〜」内の一曲「にくらしいあなたへ」にて作詞したときの思い出を話す涼子。そんな涼子の表情をみて司会の高橋さんは、「あれっ、もてないんだ!」「ちょっと影のある女みたいな〜」と涼子を挑発して番組トークを盛り上げる。

そしてやっと新曲の話に入る。「平凡な〜/黄色いシグナル」は広瀬香美さんプロデュース作品でノリのいい曲で良かったと感想を述べる。「広瀬香美さんが描いた超元気印の女心を、ちょっぴり大人になった篠涼が超ヤル気で歌い上げています!」という紹介でプロモーションビデオの紹介を行う。「平凡な〜」がBGMとなっているCF「ファミリーマート」での一シーン、「22歳にもなって超ヤル気!なんてやってるんですよ。」と照れくさそうにエピソードを話す。やがて話しに夢中になり、足元が緩んでいく涼子、スカートの中が危ない。

プロデューサーの話になり、ご存知小室さんからスタートし、井上陽水さん、そして今回広瀬香美さんである。高橋さん自身は、元々YMOのメンバーで、ベテランシンガー陽水さんのことはよく知っているという話に、涼子も興味を持って高橋さんと陽水さんのエピソードを聞き入る。そして今後の予定「8月頃にアルバムを出して、そして学園祭ツアーを行いたい」という涼子の豊富が語られた。結果的に8月発売アルバムは翌年1997年11月にベストアルバムという形で1年半ばかり延期に、学園祭はなんと14箇所も回り見事1996年の学園祭女王になった。そして番組エンディングでは、「楽しかったです!」という感想を述べて、そんな表情がにじみ出るような涼子の仕草を映し出して番組は終了した。